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スカG vs ロータリー

新世代のパワーユニット、ロータリーエンジンを搭載したコスモスポーツを市販したマツダはこの高性能エンジンを実用車に搭載することによってさらなる普及を目指し、モータリゼーションをもじった「ロータリゼーション」と名付けられた計画の第一弾として1968年に実用車であるファミリアのボディを2ドアクーペに改め、コスモスポーツと同じ、10A型ロータリーエンジンを搭載してデビューさせましたにゃ!

軽量、ハイパワーのファミリアはその実力を見せつけるべく、数々のレースに出場するんにゃけど、デビュー翌年の1969年、サーキットではスカイラインGTーRが圧倒的な強さを誇っておりましたにゃ!

さらにその翌年の1970年、富士スピードウェイで開催されたレースでGT-Rvsロータリー軍団が大舞台で初めて激突、結果はGT-Rが優勝、ファミリアロータリー軍団の最高位は3位という内容であったものの、トップ10の中にファミリアが5台とGT-Rが4台とファミリア軍団がGT-Rに食らいつくという大健闘のレースとなりましたにゃ!

その後スカイラインGT-Rは破竹の勢いで国内レースを席巻、レースでは敵なしの49連勝という記録を作り、50連勝目前となっていましたにゃ!

その無敗神話を作っていたGT-Rの連勝にストップをかけるという鮮烈なデビューを飾ったのが1971年デビューのサバンナで、サバンナはその後レース通算100勝という偉業を達成し、当時の若者に絶大な人気を誇りましたにゃ!

同時に発表されたレシプロエンジン搭載のグランドファミリアとボディを強要するサバンナは10A型ロータリーユニットを搭載していましたが、のちにカペラ用の12Aユニットと5速ギアボックスを移植した高性能クーペのGTが登場、スカイラインを破った国内レースの新たな覇者となったRX-3と呼ばれたワークスマシンのイメージを投影したモデルでしたにゃ!

しかしながらオイルショック以降、燃料消費過多というレッテルを貼られて青色吐息の状態にあったロータリーエンジン、実用車への採用は見送られ、スポーツカー/スペシャルティ専用とした新たな方針のもと、1978年にサバンナRX-7がデビュー、コスモスポーツ以来、2台目のロータリー専用車として登場しましたにゃん!